投資詐欺被害者の叫び

投資詐欺被害が日常生活に残した影響

投資詐欺の被害に遭ってから
日常生活に大きな影響が残っています

先日、急に仕事で出張が決まりました
しかし宿泊を伴う出張だったため思わず青ざめました

理由はシンプル
ホテル代を立て替えるお金がなかったからです

任意整理でクレジットカードが使えない現実

会社から宿泊費は支給されますが
まずは立て替えなければいけません

私は詐欺師に騙されで背負わされた借金を減額するために
任意整理を利用しておりクレジットカードが使えないため

事前決済が必要なホテルを予約できず
現金払い可能なホテルを必死に探すことになりました

幸い、現金払いOKのホテルをなんとか確保できましたが
立て替え費用をどうするかで頭を抱えました

返金交渉と不安定な生活再建

困り果て、和解合意書を交わした口座名義人に手紙を出しました

被害額1,663万円の一部 約300万円を振込んだ口座の方から
毎月決められた金額を分割で
返金していただける約束なのですが

最近は1万〜2万円が不定期に振り込まれる程度

もちろん、その1〜2万円も今の私にとっては大金で
少しでも返金があると助かりますが
生活再建にはまだ遠いのが現実です

今回、事情を説明した手紙を送り
どうにか1万円を振り込んでいただけたおかげで
無事に出張費を立て替えることができました

奪われた日常と小さなため息

詐欺に遭わなければ
この夏は観光やショッピング
美味しい食事も楽しめたはずです

しかし、詐欺被害以降は外出を控え
外食もやめ旅行にも行けなくなりました

かつてはパーソナルトレーナーをつけてジムに通っていた私も
今では「体づくりは贅沢だったんだな」とため息をつきながら
ラジオ体操で体を動かす日々です

新聞で見つけた「希望」被害者支援ボランティア

そんなある日、新聞で「犯罪被害者を支援するボランティア募集」の記事を見つけました
「なんて素晴らしい取り組みだろう！」と胸が高鳴りました

実は最近、私はこの詐欺の経験を生かし
防犯や抑止につながる仕事に転職したいと考えていたのです

しかし、ハローワークを訪れても防犯関連の求人は少なく
転職活動は停滞していました

「まずはボランティアから始めたい！」と、心が躍りました
しかし、ここでも「お金の壁」が…

ボランティアに参加するには費用がかかることが分かりました

犯罪被害者支援公開講座受講費：11,000円
面接・審査合格後の登録費：5,000円

「出張費さえ立て替えるのに苦しんでいるのに
ボランティアになる為の資格を得る費用なんて到底払えない…」

ボランティアさえもできないのか？
そんな現実に直面し、胸が締め付けられました

詐欺被害で人生が大きく狂い日常生活すら制限され
そんな中で見つけた希望の光も
お金という現実の壁で閉ざされてしまいました

「就職にお金がかかるのは詐欺だと思え」とよく言われます

新聞に掲載されていた活動だから本物だと思いますが
それでも疑心暗鬼になる自分がいます

ボランティア参加の受講をするために取得した休日は無駄になり
タイミーのアルバイトをさがしながら

また一つ大きなため息が漏れました。

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