詐欺被害に遭った私は、ようやく「預金保険機構」に
被害金支払申請の書類を提出し、一息ついた…はずでした
けれど、現実はそう甘くなかったのです
詐欺により経済状況が悪化し
無駄な出費を控えるため生活費全般を見直すことになった事が原因でした
いろいろな出費を見直した中でも
携帯電話の契約に無駄なオプションが多く
様々なオプションを解約して
最低限のプランに変更しました
しかし解約して後悔した契約もありました
例えば「迷惑メールおまかせブロック(月額220円)」の解約
結果、1日500件以上の迷惑メール(というよりほぼフィッシング詐欺メール)が届くように
特に「@com.cn」など中国系のドメインからのメールが多く
差出人の受信拒否設定をしても
毎日違うアドレスから同じ内容のメールを大量に受信して意味がありません
メールの洪水の中から
本当に必要な自分宛の情報を見落とさないようにするのは
想像以上に大変で……
いくら節約とはいえ
これは解約しない方が良かったと痛感しました
さらに詐欺被害に遭ってからというもの
知らない番号からの着信も増えました
特にフリーダイヤルは警戒対象に!
着信があるたび番号をネットで調べるのですが
出どころの分からない番号も多く不安が募ります
私の場合
暗号資産詐欺被害に遭った時
暗号資産取引所の口座開設時に
免許証や個人情報を提出したため
その情報が漏れている可能性も有り
登録番号以外の着信には出ないようにしていました
そんな中、知らないフリーダイヤルから
週5回ほど電話がかかってくるようになりました
私は「ひつこい迷惑電話だ」と、出ることなく無視
『フリーダイヤルなのに調べても発信先が不明なのは不気味だよ…」と、
気がつけば、50回近くの着信をスルーしていたのです
しかし、ある日留守番電話が…
「みずほ銀行です。このフリーダイヤル番号からの電話に出てください。」
◯◯様の電話番号でよろしいでしょうか?
お手数手数をおかけいたしますが、
フリーダイヤル0120-81-0078
みずほ銀行コールセンター◯◯まで
ご連絡くださいませ
よろしくお願いいたしますいたします
え……? みずほ銀行?
急いで電話をかけ直しました
みずほ銀行からの電話は
預金保険機構に提出した「被害金支払申請書」に不備があり
その修正の連絡でした
私は、詐欺被害のことを家族に打ち明けていないため
自宅に関係書類が届かないよう
すべてをみずほ銀行に保管してもらっています
そのため唯一の連絡手段が“電話”なのですが
その電話に出なかったため
手続きが保留になっていました
もしあの番号を着信拒否していたら
たとえわずかな返金だったとしても
受け取ることはできなかったかもしれない
そう思うと、本当に危なかった……
これからはこの番号からの電話には必ず出るようにと
みずほ銀行から念を押されました
今回の出来事で
節約とセキュリティ
情報の取り扱いについて改めて考えさせられました
「知らない番号には出ない」が習慣になっていたけれど
場合によっては大切なチャンスを逃してしまうかもしれない
注意すべきなのは
迷惑電話よりも、自分の思い込みかもしれません…
私と同じように、知らない番号に出ないようにしている方はいませんか?
迷惑電話から身を守ることも大事ですが、大切な連絡を逃さない工夫も必要です
詐欺に遭った後こそ、「守り」と「見極め」が必要だと感じました
この体験が、どなたかの気づきにつながれば嬉しいです
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