詐欺被害者の立場と加担者との交渉
詐欺被害に遭っていると気付いてから157日目
未だ銀行から振り込め詐欺に関する口座残高の公表はない中
弁護士さんによる口座名義人との交渉が進み
暗号資産運用資金として振り込んだ
1,663万円のうち
333万円を振り込んだ
2名の方と「和解合意書」が成立した
和解合意書の内容は以下の通りです:
『甲(相手方)は、乙(私)が合計333万円を甲名義の口座に振り込んだ事実およびその金銭を受領したことを認め、その金銭が詐欺行為に利用されたこと、そして甲が詐欺行為に加担したことも認める
甲が期日までに延滞なく支払った場合、銀行に本件が和解で終了したことを報告し、犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払い等に関する法律に基づく口座凍結要請を取り下げることとする
全額支払いが滞りなく完了した場合、刑事処罰を求めないものとする』
このような合意を2名の方と結ぶことができました
私が振り込んだ1,663万円は
5つの異なる口座に振り込まれました
そのうち和解合意書を交わした2つの口座の方は
宮城県と千葉県にお住まいでした
残りの3つの口座の持ち主が
どこにお住まいかは
私には知らされていませんが
口座を売ってしまった人々も
また別の形の被害者かもしれず
その被害は全国に広がっているのだと感じます
今は、この運用資金1,663万円を取り戻すことに
全力を尽くしていますが
暗号資産取引によって1,126,324ドル
つまり日本円で約1億6千万円の利益を得ていたため
実際には約1億6千万円の損失と言っても
過言ではありません
弁護士さんに最初に相談したとき
「投資で得た利益はゼロです 回収はできません また慰謝料の請求も無理で難しいです」と言われました
人生設計のための投資とその結末
私にとって
投資とは人生設計の一環であり
将来、人生を豊かにするためのものでしたが
結果的に人生設計は崩れ去りました
それでも
人生に無駄なことはないと信じて
この辛い経験から学び
今後に活かそうと
前向きに考えようとしていますが
まだまだ人生のドン底には落ちていないようで
家電の洗濯機が壊れてしまいました…
和解合意のもと333万円を返金してもらえることになりましたが
それは5年間かけての分割払いです
返金があっても
詐欺に遭って背負った借金の
月々の返済額には足りず
極貧状態は続きます
ご飯代もない中で
今このタイミングで洗濯機壊れないで欲しかった
本当に厳しい状況です…
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